「トレッキングしてみたい。でも、なかなか一歩が踏み出せない。」
その気持ち、すごく分かります。
私も「トレッキング」だと、本格的な装備を揃えなきゃいけない気がして、二の足を踏んでいました。
でも、知り合いから鎌倉トレッキングツアーを勧められたことをきっかけに、初挑戦することに。
今回、トレッキング用に購入したのは、トレッキングシューズ税込み7,160円と、登山用ソックス税込み2,420円の2つのみの最低限の装備です。
めい何万円もする高い装備は、全く購入しませんでした。
この記事を読み終わる頃には、「これなら私にもできそう」と思えているはず。
では、まずトレッキングのルート図を見ていきましょう!
【港南台〜逗子】当日歩いたルート図はこれ
ここから本格的な山道に入ります。
横浜市の最高峰、標高156.8m。山頂からは海が見えます。
鎌倉七口のひとつ。お地蔵様、苔むす岩壁、磨崖仏、大滝。
切通し沿いの神社。静かな境内でランチ。
キラキラ光る水辺で、歩き疲れた体をクールダウン。
ビールと葉山ボーロのごほうびタイム。ここで解散。
この日のコースは、ガイドさんの案内では約13.5km。
最初は、「そんなに歩けるの?」と不安でしたが、結論から言うと——歩けました。
【山は涼しい!】梅雨の晴れ間、最高気温31度
歩いたのは2026年7月。梅雨で雨続きの日々から、久しぶりに晴れた日でした。
最高気温は31度。真夏日ですが、山道は木陰が続いてひんやり涼しく、驚くほど歩きやすかったんです。



同じ31度でも、街中と森の中では、まったく別物でした。
「ビートルズトレイル」から始まった一日


「ビートルズトレイル」から、森へ入ります。
ビートルズ?と、あのバンドを思い浮かべた人が、多いのではないでしょうか?
ビートルズはbeetle=カブトムシのことでした。



ここから本格的な山道が始まります。
【行って分かった】初心者ひとりだけでは、危険な理由4選
今回は、知り合いの紹介で参加した総勢7名のトレッキングツアー。心強かったのが、ガイドさんが2名ついていたことです。
ひとりは鎌倉の歴史や地形に精通した方、もうひとりはプロの山岳ガイド。



すごく安心感がありました。
実際歩いてみて、トレッキング初心者がひとりで行くのは危険だと思ったポイントは4点です。
- “かろうじて道になっている”ところも多い
- 分岐が多く、方向を間違えやすい
- 切り立った尾根(3歩ずれたら谷底へ、、、)を歩く
- 連日の雨で、岩肌を浅い川のように雨水が流れていて滑りやすいところあり(朝比奈切通し)
【要チェック】トイレと水の補給は計画的に
意外と見落としがちなのが、トイレです。
このコース、序盤のビートルズトレイル入口のトイレを逃すと、しばらくトイレがありません。
次にトイレに行けたのは、朝比奈切通し入口付近にあるセブンイレブンでした。



3時間近くトイレなしとは、予想外でした。
セブンイレブンで、飲み物を買い足したり、アイスクリームを食べてひと休み。途中で水分を補給できる貴重なポイントなので、覚えておくと安心です。
【ハイライト】横浜市最高峰・大丸山


丸太の階段を登った先にあるのが、横浜市の最高峰・大丸山(標高156.8m)。
数字だけ見ると控えめですが、「横浜で一番高いところに立った」というのは、初心者にとって立派な達成感です。


山頂からは、海が見えました


木々の向こうに広がる海に、登ってきたご褒美をもらった気分。ここまで歩いてきてよかった、と素直に思える眺めでした。
いよいよ朝比奈切通しへ


コースの目玉、朝比奈切通し。入口の石柱には「朝夷奈切通」の文字が刻まれています。
地名の「朝比奈」と、石柱の「朝夷奈」——どちらの表記も使われている、鎌倉と六浦を結んだ鎌倉七口のひとつです。
- 迫力ある切り立った高い岩壁
- パワースポットになっている熊野神社
- お地蔵様や磨崖仏などの信仰
- 疲れが癒されるラストの大滝



自然と信仰が織りなす神秘的な空間を、お楽しみください。
入ってすぐ、お地蔵様が見守ってくれる


道に入ってすぐ、お地蔵様が静かに佇んでいます。何百年も、この道を歩く人を見送ってきたのでしょうか。
苔むす岩壁と、木漏れ日の道


そして現れるのが、この景色。両側にそびえる岩壁の迫力と、差し込む光の美しさに、思わず足が止まります。
【パワースポット】熊野神社でランチ


歩き続けてお腹もぺこぺこ。お昼は、切通しの途中にあるパワースポット熊野神社の境内でいただきました。
道の脇にひっそりと立つ石柱が、参道への入口の目印です。


鳥居と石段をくぐった先の静かな空間で、心身ともにパワーチャージです。
歩いてきた人だけがたどり着くこの場所で食べるごはんは、格別でした。
【疲労回復】タンパク質重視のランチ・行動食
この日のお昼は、疲労回復のためタンパク質を摂ることを重視しました。
ランチパック(ツナマヨネーズ)、パスコのハムマヨネーズパン、みかん2つ、そして常温保存できるパック入り牛乳。軽くて、常温でも大丈夫で、しっかりエネルギーになるものを選びました。
保冷剤代わりに、400mlのボトルを凍らせて持っていったのが役立ちました。



溶けたら、冷たい飲み水になります。
ちなみに行動食には、カントリーマアムとあん入りの和菓子を。あんこは糖質だけでなくタンパク質も摂れるんです。



和菓子もあなどれません。
ほかにフィッシュ&ナッツも持っていきましたが、この日は出番なし。それでも余分に持っておくのは悪くないと思います。
切通しのラストは、磨崖仏と大滝


お腹を満たして、再び切通しへ。道の終盤に現れるのが、岩壁に彫られた磨崖仏、そして大滝です。


「朝夷奈切通」の石碑と滝が寄り添う景色は、歴史と自然が溶け合ったこの道ならでは。
ここを抜ければ、切通しもおしまいです。
久木大池公園でクールダウン


長い山道を抜けて、たどり着いたのが久木大池公園です。木々に囲まれた池の水面が、日差しを受けてキラキラと反射してとてもきれいでした。
切通しの迫力とはうって変わって、ここは穏やかで静かな水辺。歩き疲れた体が、じんわりと癒やされていきます。



ゴール前のクールダウンに最適ですね!
【ゴール!】逗子駅前「マーロウ」でごほうびタイム


ゴールは、逗子駅前の「マーロウ」へ。
1984年創業、ビーカーに入った手作りプリンで知られるプリンの専門店です。
ショーケースにずらりと並ぶプリンを眺めているだけで、歩いた疲れがほどけていきました。
ここで買ったのは、ガイドさんおすすめの2品です。
- 葉山ボーロ(税込み320円):しっとりしたマドレーヌの食感
- 限定マーロウビール(税込み902円):地元の素材にこだわったビール



この2つの組み合わせが、最高でした!
葉山ボーロ(バニラ)


葉山の夕日をイメージした焼き菓子です。アーモンドプードルと北海道バターでしっとり、しかもグルテンフリーがうれしい。
マドレーヌが好きなので、大正解でした。
マーロウビール(42周年限定)


はちみつと三浦レモンの、爽やかな香りのクラフトビール。毎年6月からの限定販売だそうです。



長時間歩いたあとの一杯、最高でした。
マーロウといえばビーカープリンが名物で、とても美味しく、私は地方に住む親戚に送ったことがあるほどです。
でも、このプリン、けっこうボリュームがあるのです。
がっつり食べたい日にはぴったりですが、ビールと合わせるなら、軽い葉山ボーロがちょうどよかったです。
お取り寄せもできます
この葉山ボーロ、楽天のマーロウ店でも購入できます。6個入り・10個入りがあって、手土産にもちょうどいいサイズ感。
名物のビーカープリンはこちら。食べたあとの器を、ビーカーとして使えるのもよいです。



どちらも、贈り物やパーティーの手土産に喜ばれますよ!
【事前準備】初トレッキングに準備したもの


実際に持っていったのは、この21点でした。保存用に画像にしてあるので、よかったら使ってください。



スマホなら長押しで保存できます。
準備で一番こだわったのは、やはり足元です。
- ALBATREトレッキングシューズ(税込み7,160円):本格的なトレッキングシューズなのに、安価
- メリノウール超厚手ソックス(税込み2,420円):洗濯でクッション性が回復し、機能的
専門店で説明を受けて納得できて購入できたので、当日の安心につながりました。
【専門店おすすめ】トレッキングシューズ
登山専門店で店員さんに相談しながら、実際に履いて選びました。
トレッキングを今後も続けたいけど、まだ分からないので、高いシューズは気が引けるといった状況を説明して、勧められたのがALBATREでした。
- ちょうどいいサイズは、超厚手ソックスを履いて、シューズと足の間に指1本間があくサイズ。
- 靴紐は、足の甲と足首のところをきつめに締めること。
ALBATREが安価な理由は、パーツが摩耗しやすいので長くは使えないという理由も腑に落ちました。



普段は24.0cmですが、25.0cmがちょうどいいサイズでした。
実は、このシューズはAmazonなどでもっと安く販売されていますが、私のおすすめは多少割高でも専門店に相談して購入することです。



どんな感じか、見てみてください!
ソックスは、メリノウールの超厚手一択でした
登山専門店のおすすめソックスは、メリノウールの超厚手でした。
- クッション性:厚手のパイル地で足裏の衝撃を吸収。
- 湿気を吸っても冷えない:ウールは水分を繊維の内部に抱え込むので、汗で濡れても「濡れた感じ」が出にくく、体温も奪われにくい。雨天や沢沿いで効く。
- 防臭性:ウールは雑菌が繁殖しにくく、臭いが出にくい。
- 温度調節:夏でも蒸れにくく、冬は暖かい。オールシーズン使える。
- マメ予防:厚みで摩擦を分散+吸湿で足裏がふやけにくい。
このシューズとソックスのおかげで、当日は足にまめや靴擦れもできず無事に13.5kmを歩けました。
このソックスのいいところは、洗濯できることです。洗ってみたところ、洗剤はアクロンなどのウール対応品を使った方がいいです。



普通の洗剤だと、フェルト化してしまいました。



ネットの方が安く、試し履き不要だと思います!
買って終わりじゃない|本番前に3回、慣らし履きをしました
そして——ここが一番お伝えしたいことかもしれません。トレッキングシューズは、買っていきなり本番、はNGです。
私が本番前にやったのは、この2ステップです。
合計3回。地味な作業ですが、これで足が靴に慣れ、靴紐の結び方も上達します。
初めてトレッキングシューズを買う人に、これだけは声を大にして伝えたいです。
ザックは、手持ちの無印良品でOKだった
わざわざ買い足さず、家にあった無印良品のザックを使用。今回のコースなら、これで十分でした。
ウォーターバッグ(600ml)


柔らかい素材のウォーターバッグです。普通の水筒と違って、飲んで空になるとぺしゃんこに畳めるのが最高。
塩分チャージタブレッツ


汗をかくと、水だけでは足りません。塩分とクエン酸を手軽に補給できるタブレットを持参しました。レモン味で、疲れた体にしみます。
夏の山道は涼しいとはいえ、汗はしっかりかきます。水分と塩分、両方——これを忘れずに。
【必須】虫よけ|ガイドさんも予備を持参
この日、歩き始める前に、ガイドさんから「虫よけをつけてくださいね」と全員に声がかかりました。
印象的だったのが、虫よけを持ってこなかった人には、ガイドさんが自分の虫よけをかけてあげていたこと。プロが予備を用意してくるくらい、あって当たり前の装備なんだと実感しました。
私が持っていったのは、イカリジン15%配合のスキンベープミスト。



敏感肌にもやさしいので選びました。
それと、刺されてしまったとき用にムヒアルファEXも一緒に。
ステロイド配合で、山にいるブヨ・アブ・ヌカカに刺されたとき、炎症が止められます。



ウルシ・イラクサなどの植物かぶれ、ザックの擦れ、汗かぶれなどにも対応できます。
これから鎌倉トレッキングデビューする人へ
- 新品の靴で本番はNG。買ったら室内+近所の散歩で、事前に慣らしておく
- トイレと水は計画的に(入口のトイレを逃すと、しばらくありません。中間のセブンで補給を)
- 足元は専門店で試し履きして選ぶと安心。靴下はメリノウールがおすすめ
- ザックは手持ちのもので十分。全部を新調しなくても始められます
- 夏でも山道は涼しい。ただし暑さ・虫対策(アームカバーが活躍)は忘れずに
- 夏はウォーターバッグ+塩分タブレットが心強い。空になったら畳める水筒は、荷物が軽くなって快適
- ガイド付きツアーから始めるのがおすすめ
まとめ|朝比奈切通しだけなら、1.8km
港南台から逗子まで、約13.5km・約7時間を無事歩き切りました。
ビートルズトレイルから始まり、大丸山、歴史ある朝比奈切通し、そして最後は逗子のごほうびスイーツとビールというコースです。
| 時刻 | ポイント |
|---|---|
| 9:30 | 港南台駅 集合・スタート |
| 10:15 | ビートルズトレイル入口 |
| 11:00 | 大丸山(横浜市最高峰 156.8m) |
| 13:00 | 朝比奈切通し |
| 13:30 | 熊野神社の境内でランチ |
| 15:42 | 久木大池公園 |
| 16:22 | 逗子駅前「マーロウ」→ 解散 |
ちなみに歩き終わったあと、ガイドさんが「実際はもっと歩いてるよ」と一言。あちこち寄り道したぶん、案内の距離より長くなっていたようです。



数字以上に歩いた実感、確かにありました。
トレッキングというと構えてしまいますが、朝比奈切通しだけなら距離は約1.8km、1時間あれば歩ける距離です。
スニーカーではなく、少しだけ底のしっかりした靴。用意するものは、ほぼそれだけですよ!






