2024年8月お盆の繁忙期に、実家のある愛知県に帰省しがてらお隣の三重県にある鳥羽水族館でラッコのメイちゃんとキラちゃんに会ってきました。
高校生まで愛知県で育った私が鳥羽水族館に行くのは小学生以来、家族旅行を懐かしく思い出しながらのひとり旅になりました。
名古屋から近鉄特急で行きましたが、おすすめの方法は近鉄電車の乗車券とセット販売の割引きっぷを使わず、乗車券と入館チケットを別で購入することです。

開館と同時に入館したい方には特におすすめです。
地元民だから知っているおすすめ情報も盛りこんだ内容になっています。
鳥羽水族館への旅を検討中の方はぜひお読みください。
名古屋から鳥羽へのアクセス
名古屋から電車で鳥羽水族館に行くには、近鉄特急(1時間30分)かJR快速(1時間45分)が便利です。私は車内でゆっくりと朝食を食べたかったので近鉄特急にしました。
近鉄名古屋駅構内のちょうど特急電車のホーム近くに、カフェチャオエスプレッソというコーヒーや軽食が買える売店があるので、ホットコーヒーをテイクアウトして特急に乗り込みました。



お店の前にテーブルがあるのでここで朝食も可能です。
細かいですが、近鉄特急ではおしぼりサービスがあり、車内で朝食を食べるさいに役立ちました。
ちなみに、水族館の駐車場に入るための車が大渋滞していたので、特に繁忙期のマイカー利用は避けた方がよさそうです。
名古屋から鳥羽へのバスツアーもあり、すごくよさそうな内容でしたがお盆の繁忙期には催行がありませんでした。
鳥羽駅ではラッコの「とばじゅん」さんと仲間たちがお出迎えしてくれました〜。


最高気温が36度にものぼる真夏の暑い盛り。鳥羽駅から水族館まで徒歩10分ほどかかるので帽子や冷たい飲み物は必須です。
バスがありますが1時間に1本しかなく、始発は朝9:00なので夏場の開館時間に間に合わないです。
それとスマホ用バッテリーもお忘れなく!
私は写真や動画をたくさん撮ったので午前中だけでかなり電池を消耗しました。
WebketのWEB入館チケットで早く入館できる
鳥羽水族館公式サイトからリンクのあるWebketからWEB入館チケットを前もって買って入館するのがスムーズです。
Webket以外に水族館公式サイトでは、近鉄が発行する近鉄電車往復乗車券、鳥羽水族館入館券と志摩マリンレジャー割引券をセットにした割引きっぷが紹介されています。
この割引きっぷだと鳥羽水族館に到着後、当日入館券を発行するための長い行列に並ぶ必要があります。
割引きっぷのメリットは、志摩マリンレジャー割引券を使わなくとも大人1人で820円お得になることです。
乗車券と入館チケットを別々に買うとこの分割高になるのですが、この差額はファストパス代だと思って割り切りました。
WebketのWEB入館チケットは当日入館券を買う必要がなく、事前に送付されるQRコードを入場の際に見せるだけで入館できます。
WebketのWEB入館チケット購入サイトへのリンクを貼っておきますのでご活用ください。
特急の行き先が変わるハプニングが、、、
私が行った2024年8月お盆時期に、なんと南海トラフ地震臨時情報が出ました。
その影響で名古屋から鳥羽まで行く近鉄特急鳥羽行きや賢島行きが全て運休になり、鳥羽の手前にある五十鈴川行きに変更されました。
そのため、名古屋―五十鈴川間は特急に乗り、五十鈴川―鳥羽間は普通電車で行きました。帰りも同様です。
それから、特急のダイアが変更になったためか近鉄のアプリから特急券を買うことができなくなりました。
行きの特急券は当日朝に名古屋駅の切符券売機で購入し、帰りは鳥羽駅の窓口で購入しました。



乗車券はSUICAが使えました。
東京で東日本大震災を経験した私にとって地震や津波が怖くて行くかどうか迷ったのですが、結局鳥羽水族館行きを決行しました。
「何かあったら車で迎えに行くから」と言ってくれた親戚からの温かい言葉にも支えられました。
結果的に、地震情報のせいかお盆時期にもかかわらず行きも帰りもガラガラの特急旅は快適でした。
近鉄アプリはこちらからダウンロードできます。
伊良湖岬から鳥羽港にフェリーで行くルートもあり
以前、豊橋市に住んでいた弟は家族で伊良湖岬からフェリーに乗って鳥羽水族館に行ったそうです。
豊橋駅前から伊良湖岬までの電車+バス乗車券と伊良湖〜鳥羽間のフェリー代金は大人片道2,900円という安さです。
- 名古屋から鳥羽へ近鉄特急利用:3,410円(乗車券2,070円+特急券1,340円)
- 名古屋から鳥羽へJR快速利用:2,500円(乗車券のみ)
近鉄やJRの乗車券だけ(特急券なしでも)と比べても”お得感あり”な料金だと思いませんか?
しかも、フェリーが到着する鳥羽港は鳥羽水族館に近く徒歩2分ぐらいです。
私も次はこのルートで行ってみたいと思いました。


メイちゃん・キラちゃんはやっぱりかわいい
開館と同時に入館する人たちの多くはラッコ水槽に向かいます。当然、私も後を追います。
私は水槽前2〜3列目ぐらいのポジションをゲットしました。
ラッコ水槽ですいすい泳ぐメイちゃんとキラちゃんを見たときには、やっぱり来てよかったと思いました。
こちらはごあいさつするメイちゃんです。



私と同じ5月生まれのメイちゃんです。


メイちゃん(左)とキラちゃん(右)が並んでおもちゃを見せてくれます。


お食事タイムがおすすめ
国内でラッコが見られるのは鳥羽水族館だけになってしまい、現在ラッコの見学時間は1分間に制限されています。
ラッコのお食事タイムは1日3回あるので、この時間に合わせるのがおすすめです。1回目と3回目ではメイちゃんの得意技”イカ耳ジャンプ”が見られます。
- 1回目 9:40〜
- 2回目 13:00〜
- 3回目 16:20〜
イカ耳ジャンプに成功したメイちゃんです。


お食事タイムに合わなくても、かわいい姿が見られます。
逆にお食事タイムじゃない時間帯には、メイちゃんが足としっぽを陸地にかけてぷかぷか浮いて寝る独特の寝姿が見られるかも。
お昼ごはんが終わった後に、好物の氷を一生懸命食べるキラちゃんもかわいさ満点ですよ。
なぜ、ラッコは国内で2頭のみになったのか?
ラッコは毛皮目的の乱獲やタンカー座礁事故で個体数が減り、2000年に国際自然保護連合(IUCN)から絶滅危惧種に指定されています。
そのため、アメリカの国内法でラッコ(を含めた海獣類)の輸出が禁止され、さらに国内で飼育されているラッコの繁殖も難しく現在は2頭のみとなったそうです。
ラッコたちをとおして私たち人間が自然環境や野生生物を守っていく責任があることを学ばされます。
ラッコ以外の鳥羽水族館の見どころ5選
飼育種類数日本一を誇る鳥羽水族館はラッコ以外にも見どころ満載です。
ラッコ以外の個人的な見どころをご紹介します。
まずご紹介するのは、YouTube動画でも話題のニコくんをはじめとするバイカルアザラシです。大きな瞳がかわいらしいです。
ラッコおじさんとして有名な飼育員の石原さんの指示でくるくる回っています。


次は、アシカショーが見られる大きなスタジアムです。
今回、ショーを見せてくれたのはカリフォルニアアシカのシルクちゃんでした。見事大ジャンプに成功!


3番目、日本で唯一ジュゴンを飼育しているのはここだけです。セレナちゃんのゆっくりした動作に癒やされます。


4番目は、アザラシです。国内ではめずらしいハイイロアザラシもいますよ。



ハイイロアザラシの犬っぽい感じが好きです。赤ちゃんは白モフです♥️
最後に、サンゴ礁の海の大水槽は没入感があっておすすめです。海の中にいる気分になれて癒し効果満点です。
余談ですが、私が小学生のときに出会ったフレンドリーなスナメリさんとの再会を期待していたのですが、残念ながら2024年3月に亡くなってしまったようです。
こちらがペコっとあいさつするとスナメリさんもペコっと挨拶してくれたのがうれしくて、大人になっても覚えていたのですが、、、少し遅かった、、、
おすすめランチとお土産
館内には”花さんご”と”ベイサイド”の2つのレストランがあります。
“花さんご”のメイちゃんカレーを狙っていたのですが大行列であきらめて、”ベイサイド”のカウンター席で海を見ながら伊勢うどんをいただきました。
ジュゴンのかまぼこつきでかわいいです。
伊勢湾の海は透き通っていてきれいでしたよ!


次に来るときは、お昼時に開催されるアシカショーを見ながらのランチもよさそうだなと思いました。ちょうどアシカショーのスタジアム前に売店もあります。
ラッコグッズもたくさん
館内には、大きなショップが2つあります。
私はプラザショップというレストラン”ベイサイド”の眼の前にあるショップでお土産を買いました。
お昼すぎに行ったらレジに並ぶ大行列ができていたので、早めのお買い物がおすすめです。
こちらは自分用に買ったメモパッドです。
前半はメイちゃんのみ、後半はメイちゃんとキラちゃんが並ぶメモ用紙になっています。いつも机上に置いてちょっとしたお礼や挨拶に使っています。


その他にはラッコ柄のTシャツや姪っ子(保育園児)のお気に入りのスナドリネコのぬいぐるみなどを購入しました。
メイちゃん・キラちゃんのガシャポン
売店前にメイちゃんとキラちゃんのアクリルスタンドが入ったガシャポンがあります。
もちろんやってみました。1回300円です。



キャッシュレス対応ではなく100円玉3枚が必要です。近くに両替機もありましたよ。
出てきたのはメイちゃんでした〜。
ペンスタンドの上に飾っています。


鳥羽水族館は大人女子ひとりでも楽しめます
鳥羽水族館は大人女子ひとりで行っても浮かずに楽しめました。
やはり小さな子ども連れの家族が多いですが、男性ひとりで来られている方もいましたし、ひとりで館内を歩いていても違和感はありませんでした。
館内には休憩できるベンチがいたるところに配置されており、ひとりで休憩されている方も大勢いらっしゃいました。
私はラッコを見たあとスマホを充電しながら、ベンチでしばらく休憩していました。



ラッコ水槽前で2時間くらい立ちっぱなしだったもので、、、
アシカショーも満席で一番後方で立ち見だったのですが、ショーの後はスタジアム後方で海風にあたりながらデッキチェアで一息つけました。
鳥羽水族館の館内は広いのでかなり歩きます。適度に休憩しながら楽しんでくださいね。
ラッコ旅のきっかけ「鳥羽水族館ラッコ水槽ライブカメラ」
そもそも、鳥羽水族館に行くきっかけとなったのは、「鳥羽水族館ラッコ水槽ライブカメラ」というYouTube動画でした。
突然、YouTubeの上位に表示され「鳥羽水族館のラッコ懐かしいな〜。」と思ってポチッとしたら、メイちゃんとキラちゃんのかわいさにはまってしまいました。
公式YouTube動画にはかわいい動物たちがいっぱいなので、水族館に行く前の予習にぜひ見てみてください。
名古屋名物!名古屋コーチン親子丼がおいしかった
今回の帰省では名古屋駅のユニモールという地下街に立ち寄り、ランチで食べた名古屋コーチンの親子丼がおいしかったです。
名古屋駅周辺は地下街が発達しており多くの人で賑わっているのですが、ユニモールは駅チカなのに比較的空いているので穴場です。



名古屋駅近辺で一息つきたい時はユニモールに行くことが多いです。
私が行ったのは鳥開総本家という名古屋コーチン料理のお店です。
看板メニューの特選名古屋コーチン親子丼をいただきました。1,820円でした。
5年連続全国丼グランプリ金賞受賞とのこと、すごいです。
メニューにはいろんな種類の親子丼がありますが、この写真の”桶”に入った親子丼が”全て”名古屋コーチンを使った特選親子丼なので間違えないよう注意です。


まとめ
この記事では、2024年8月のお盆時にひとりで名古屋から鳥羽水族館に行った旅行記を、地元情報を踏まえながら書いてきました。
開館と同時に入場したい方には、乗車券とチケットを別々に買う方法がおすすめです。
セット販売の割引きっぷより数百円プラスで払うことで、大行列に並ばずに済みます。



プラス数百円で満足度を上げる方法を私はよく使っています。
鳥羽水族館は今年で開館70周年を迎え、地元では世代を超えて愛され続けている水族館です。
ぜひ一度、訪問してみてください。
きっとあなたをトリコにする魅力的な海の生きものたちに出会えますよ。