2025年6月1日(日)に大阪・関西万博に友人と2人で行ってきました。
大阪・関西万博(EXPO2025)は、「いのち輝く未来社会のデザイン」をテーマに、2025年4月13日(日)から10月13日(月)までの184日間大阪の夢洲(ゆめしま)にて開催されています。
この記事では、事前予約が最小限だった私たちが6時間でゆるっと楽しんだ万博ルートを地図付きでご紹介します。
実は今回、友人が元々ご家族と参加予定だったパッケージツアーに私が代わりに参加することになり、直前で交通と宿泊先が両方変更になるハプニングが。
結果的に、飛行機は新幹線に、ホテルは西成の民泊に変更されるという波乱の旅になりました。
こうした旅のトラブルについても書いていますので、これから万博やパッケージツアーに行かれる方の参考にしていただければと思います。

トラブルも含めて思い出に残る楽しい旅になりました。
【会場マップで見る】実際に歩いたルートと回った順番


上の地図は、実際に私が行ったところをマッピングしたものです。
雨の予報が一転して快晴で暑い中、西ゲートからスタートし、だいたい時計回りに大きく一周しました。赤い★が予約なしで入ったパビリオン、黄色い★は事前予約していた場所です。
入場してすぐスマホで当日予約をしましたが全滅したので、とりあえず入れそうなところに行くことにしました。
結局、10:30頃入場、16:30頃退場の6時間で7か所を回りました。
かなり歩いたのでこの日の歩数は16,761歩になりました。



番号順にご紹介します。
1.(11:15頃)サスティナブルフードコート 大阪のれんめぐり~食と祭EXPO~(予約)


11:20 ~12:10という早めの時間で指定席予約しましたが、予約が3日前と直前だったので友人と同席がとれず背中合わせの席になりました。
友人やご家族と同席にするには早めの予約がおすすです。>>>>ここから予約ができます。



指定席代は一人550円(税込)です。
指定席利用者用のファストパスが使えましたが、早めの時間だったので必要ないくらいすぐ注文できました。
この時間なら、立ち席ですが予約なしのテーブル席は空いていました。


ランチは大起水産のお寿司とビールをいただきました。
大起水産は日本初陸上養殖の国産アトランティックサーモンといくらを使ったサスティナブルなお寿司を提供しています。
お水(いろはす350ml)とスイートポテト(紫色)は、指定席利用者への無料サービスでした。



暑い中だったので水のサービスはとてもありがたかったです。
それから、このフードコートは楽天モバイルの電波が入りませんでした。
会場内には電波が届きにくいところがあると聞くので、事前にOsaka Free Wi-Fiを設定して当日使えるようにしておいた方がいいと思います。
店舗名 | サスティナブルフードコート 大阪のれんめぐり~食と祭EXPO~ |
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利用時間 | 11:20〜12:10(受付開始5分前) |
予約方法 | 専用サイトから事前予約 |
値段(税込) | 指定席:550円 にぎり寿司(大起水産):1,380円 プレミアム・モルツ:900円 |
コメント | 3日前予約で、背中合わせの席しか取れず早めの予約がおすすめ。 指定席利用者への水350mlとスイートポテトの無料サービスあり。 楽天モバイルは電波が入らず。 |
2.(12:45頃)トルコパビリオン|トルコアイスは40分待ち
フードコートのすぐ近くにトルコパビリオンがあり、スタッフさんに聞いたら15分くらいで入れるとのことだったので並びました。



万博のスタッフさんはどこも対応が良かった印象があります。




トルコパビリオンは、カッパドキアなどのトルコの名所の映像や民芸品、ペルシャ絨毯などの展示が美しいです。
スタッフのお兄さんがカタコトの日本語で1万5000円のランプを一生懸命セールスしていたのにも異国を感じました。
ちなみに、トルコアイスが食べたかったのですが40分待ちだったのであきらめました。
3.(13:00頃)モナコ館のワインバーでちょっと休憩(13:00〜13:40頃)
トルコパビリオンのすぐ隣のモナコ館の前は長い行列ができていましたが、ワインバーに並んでいる人は数名しかいなかったので私たちも並ぶことにしました。





10分ぐらいで入れました。
ワインバーは3階にありエレベーターで上がります。
ここでは五つ星ホテル「オテル・ド・パリ・モンテカルロ」の選りすぐりワインをいただけます。
私は3種類の試飲(5,500円)、友人はグラスワイン(2,000円)をいただきました。
ソフトドリンクメニューもあるのでお酒が飲めない人でも大丈夫です。


ゆったりしたソファでくつろげました。次の予約までまだ十分な時間があるのでほっと一息です。



混雑した万博会場とは別世界のゆったりした空間でした。
3階にはバリアフリーのきれいなトイレもあります。
4階の展望ラウンジでワインを楽しんでいる人たちもいました。
その後、並ばずにモナコ館の展示を見ることができたので、ワインバー利用はファストパスでもありました。
店舗名 | モナコ館ワインバー(モナコ館3階) |
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利用時間 | 13:00〜13:40頃 |
予約方法 | 事前予約なし。当日10分ほど並んで入場。 |
値段(税込) | ワイン試飲(3種):5,500円 ワイン1杯:2,000円 |
コメント | プレミアムワインやフード、ソフトドリンク等もあり。 3階にはバリアフリートイレあり。 ワインバー後に、モナコ館展示が並ばずに見られる。 |
4.(13:40頃)「夜の地球 」輪島塗の匠の技に感激
モナコ館を出ると目の前に、夜の地球の看板が見えました。


中には輪島塗でできた巨大な地球儀があります。
2024年1月の能登半島地震でも無事だった「復興のシンボル」です。
圧倒されるほどの見事な美しさ!


東京・ニューヨーク・北京・ロンドンの都市パネルも見事でした。





行列なしで入れるのでぜひ見てくださいね。
誰でも使えるオールジェンダートイレを発見!
コモンズA館に向かう途中にオールジェンダートイレを発見しました。
最初はトイレだと分からず、周りをうろうろしてしまいました。



万博会場のトイレはデザインにも工夫がされていました。
噂の2億円トイレではありませんが、写真の右側の青い庇が出ているところが入口、左側の階段状になっている斜面の間が出口でした。入ってみたかったです。


5.(13:50頃)コモンズA館はアフリカとアイランドリゾートの宝庫
コモンズ館は並ばずに入れるし面白いという事前情報を得ていたので近くのA館に行ってみました。
並ばずに入れたものの中はかなりの混雑です。


小さなブースにアフリカや島国を中心とした多くの国の様々な工芸品や特産品を並んでおり異国情緒でいっぱいです。


トンガの海のパネルと民族衣装の展示がありました。


ダンスや試飲、お菓子などもあったようですが、混雑していたため駆け足での見学となりました。
6.(14:30頃)国連パビリオンのイマーシブシアターで地球の未来を考える(予約)
事前に唯一国連パビリオンが予約できたので予約時間に行ってきました。


展示内容は国連の活動の過去、今、未来を紹介するものです。


イマーシブシアターでは、まずグテーレス国連事務総長のあいさつがあり人類が団結しSDGsが達成された未来の地球が大きなスクリーンに描き出されました。
最後にアンケートに答えるとガチャガチャがもらえるのでやってみたところ、UNEP(国連環境計画)の活動を紹介した小さな紙が入っていました。


イマーシブシアターを出た後の展示(ギフトショップ)はプラスチックのリサイクルがテーマになっていました。
ガチャガチャはプラスチックではなく紙をリサイクルしたものだそうです。
7.(15:20頃)ミャクミャクシェイカー入りスムージーは40分待ち
最後に、ロボットがスムージーを作るのを見たかったので大阪ヘルスケアパビリオンへ行きました。
ヘルスケアパビリオンは人気で大行列ができていましたが、未来の食と文化ゾーンへは並ばずにたどりつけました。
しかし、お目当てのAIR WATER NEO MIX STANDは大人気でスムージーを買うのに40分かかりました。


ここで、前の人が間違えて私のスムージーを持っていってしまうというハプニングが勃発!
スムージーができあがったら、会計時にもらった伝票のQRコードを読み取り機にかざして自分の番号のケースの扉が自動で開くというしくみでしたが、、、QRなしで手動で開きました。
スタッフさんにいきさつを話したら、前の人が引き取らずに置き去りになっていた番号の扉を手動で開けてくれました。


店舗名 | AIR WATER NEO MIX STAND 大阪ヘルスケアパビリオン「未来の食と文化ゾーン」内 |
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利用時間 | 15:20〜14:00 |
予約方法 | 事前予約なし。当日40分ほど並んで購入。 |
値段(税込) | 北海道産野菜と果物のスムージー:1,100円 |
コメント | ミャクミャクシェイカー入りはスムージー、ミルクシェイク、野菜ジュースの3種(各1,100円)。 全てロボットが作成し提供してくれる。 アルコール飲料もあり。 |
大屋根リングからのNice View!
スムージーを受け取ったらちょうど4時頃だったので、大屋根リングの上を歩いて西ゲートに向かいました。
大屋根リングの上は見晴らしがよく圧巻です。
万博に来た実感を味わえるスポットでした。




下から見上げると木造の格子が美しい!大屋根リングもNice Viewです。


大屋根リングに昇り降りできる箇所は限られているので、あらかじめ地図で場所を確認してから上がるのがおすすめです。



ギネス世界記録に登録された大屋根リングは見逃せません。
トラブル続出!でも楽しい旅になったワケ
冒頭でお伝えしたとおり、今回の旅はなんとパッケージツアーのトラブルがあり、移動手段とホテルの両方が行く直前に変わりました。



このように直前に激変しました。
- 飛行機(羽田から伊丹空港)で行くはずが、直前に新幹線に変更になった
- 大阪城近くのホテル宿泊のはずが、前日夜に西成の民泊に変更になった
今回の旅行は、友人がご家族(息子さん)と2人で行く予定で飛行機とホテルのパッケージツアーに申し込み、その後ご家族が行けなくなったので私にお声が掛かったという経緯がありました。
直前の変更の理由は、航空券の搭乗者名が書き換えられなかったからということでした。
友人の話では、航空会社から直接購入したのではなく旅行会社に申し込んだので名義変更できなかったそうです。
旅行の4日前に新幹線に変更
旅行の4日前に、搭乗者名変更ができないから航空券が使えないと友人から連絡があり、すぐに自分で航空便を探しましたが料金が高く断念して新幹線にしました。
友人とは現地集合になり残念でしたが、この旅行のお誘いを受けたとき大阪に行くなら飛行機より新幹線がいいと思っていたのでこの変更は私にとって好都合でした。



東京-大阪間を飛行機で移動だと1時間なのでゆっくりできないなと、、、
新幹線+エキスポライナーの女性専用車両で移動もらくらく
しかも、万博期間中は新大阪-桜島間をエキスポライナーが運行しており便利で空いていると聞いていたのでいいなと思っていました。
実際に乗ってみたら、4号車に女性専用車両もありかなり空いていました。


旅行前日夜、西成の民泊に変更になり心配で眠れず
旅行前日の夜、明日に備えて早く寝ようと思っていたときに「ホテルをキャンセルして民泊に変更になった」と友人から連絡が入りました。
その理由は、友人本人の航空券の名前も間違っており航空券が使えずパックツアー自体をキャンセルしたことでした。
友人は必死で代わりの宿泊先を探した結果、リーズナブルな民泊を見つけて「これだ」と思ったそうです。
友人から連絡があった民泊の住所は西成区、最寄り駅は新今宮、、、ネットを検索しても民泊の情報が出てこず友人はすでに寝てしまったようで連絡しても返信がありません。



民泊の状況や周辺の治安が不安で眠れない夜になりました。
結果的に新しく清潔でアメニティも女性好みの快適な宿でした。


それに、当初泊まる予定だったホテルから万博会場までは電車を乗り継ぎ1時間くらいかかるので遠いなと思っていました。民泊の最寄り駅の新今宮から桜島までは30分以内でいけるので近くなってラッキーでした。
ちなみに、友人からLCCの安い航空券が取れたと連絡があり、この時点では友人は往復飛行機を使うのだと友人も私も思っていました。
伊丹空港(大阪国際空港)と関西国際空港を間違える
この間違いをしたのは友人ですが、間違える方がいるかもしれないので注意喚起としてお伝えします。



大阪には空港が2つあります。
友人は羽田-伊丹空港往復の航空券を買ったつもりだったのですが、復路が関西国際空港発になっていたそうです。


万博会場を出て伊丹空港に着いてから気がついたそうです。
時間的に間に合わなかったので航空券はキャンセルし、新幹線で東京まで戻ったということでした。



空港の名前が似ているのでご注意ください。
他にもこんなトラブル発生!旅の”あるある”2事例を紹介
他にもこんな”あるある”なトラブルがあったのでご紹介します。
どちらも私が遭ったトラブルです。
SuicaID番号違いで新幹線の自動改札機がとおれなかった
新幹線の自動改札機で引っかかってしまいました。
スマートEXを使って新幹線を予約したのでiPhoneのSuicaアプリで新幹線に乗車できますが、スマートEXのSuicaID番号を新しいiPhoneの番号に変更していなかったのが原因でした。
そもそも、私は新しいiPhoneにするとSuicaのID番号が変わることを知りませんでした。
駅員さんに修正方法を教えていただき、その場で修正して無事に自動改札機を通れました。よかった〜。



スマホを変更した方は要注意です。
スマホへの充電ができなかった
なんと、民泊で充電中に充電ケーブルが過熱して充電できなくなってしまいました。



旅先でのスマホの電池切れ、避けたいですよね。
幸い、友人の充電器を使わせてもらうことができたのでスマホの電池切れは回避できました。
旅から戻ってすぐに新しいアダプターを購入しましたよ。
私が購入したのはこれです。
いろいろ探したところ、これが最もコンパクトで高性能でした。



旅行用として買ったのですが、充電が早いので日常使いにもしています。


今ならAmazonで40%セール中です!私もAmazonで買いました。
お土産購入の穴場|ここが空いてました
新大阪駅と万博会場で公式ショップを見ましたが、どのショップも混雑しており行列ができていました。
特に万博会場で帰り際にお土産を買うのは長蛇の列を覚悟した方がいいです。
私は東京から新大阪駅に着いた時に乗り換えまで時間があったので、駅構内のお店をいろいろ見ていたら大混雑の公式ショップの隣のお土産屋さんに万博グッズが並んでいるのを発見しました。
そこにはお客さんが誰もいなかったのでここで万博公式グッズを購入しました。


大阪万博公式オンラインショップを使うのもいいかもしれませんが、すでに売り切れのものも多いです。



混雑していましたが、新幹線ホームにも公式ショップがありましたよ。
とにかく万博グッズを見つけたら買っておくのがいいと思います。
まとめ|万博を1日で楽しむポイント
この記事では、6時間で回ったルートを地図つきでご紹介するとともに今回の旅行で遭遇したトラブルについて書いてきました。
準備不足で臨んだ万博旅行でしたが満足度が高いのは、ここだけは行きたいというところを決めておき、実際に行けたことです。



予定を詰め込まずゆるっと会場を回れたのもよかったです。
それから旅行に限らずトラブルに遭遇したときは「チャンスはピンチの顔をしてやってくる」という言葉を思い出すようにしています。
この言葉を思い出すと、考え方の幅が広がります。
この記事が皆様のご旅行の参考になればうれしいです。



皆様がトラブルに合わないようにお祈りしています!