【飛騨高山×白川郷】冬のひとりバスツアー体験記|飛騨牛ランチ・雪景色・服装も紹介【名古屋発】

2025年1月年末年始に実家のある愛知県に帰省した際に、名古屋駅発の飛騨高山・白川郷日帰りバスツアーにひとりで参加しました。

人気ツアーで、バスはほぼ満席。

飛騨高山では飛騨牛ランチと地酒の利き酒、白川郷では雪景色を楽しんできました。

「冬の白川郷に行ってみたいけど寒さや服装が不安…」
「名古屋発で日帰りできる観光地を探している」

そんな方におすすめの、飛騨高山&白川郷日帰りバスツアー体験をお届けします!

めい

冬物はシーズンオフの今が安くなっていて、実は狙い目です!

目次

ひとり旅のきっかけ|退職時に作った「やりたいことリスト」

私は2024年3月に40代でフルタイムのサラリーマンを早期退職したのですが、その際にこれからの人生でやりたいことリストを作りました。

めい

レジャー、今後のキャリア、読みたい本などなんでも入れています。

その中に「雪の中の白川郷を見る」を入れていました。

白川郷は1995年に世界遺産に登録され世界的な観光地となりましたが、愛知県生まれの私にとってその前から人気のある「いつか行ってみたい」場所でした。

雪の白川郷
雪の白川郷。こんなにきれいな写真が撮れるようになりたいです。(出典:(一社)白川郷観光協会公式サイト

飛騨高山も高山祭が2016年に世界遺産に登録されており世界から観光客が押し寄せる人気観光スポットですが、白川郷と同様に以前から地元でも人気です。

飛騨高山も白川郷も今まで一度も行ったことがなかったので、退職して時間に余裕ができたので帰省をきっかけに行くことにしました。

高山祭
日本三大美祭のひとつ高山祭の屋台行事が高山の古い町並みに映えます。(出典:文化遺産オンライン

飛騨高山&白川郷バスツアーとは?|料金・予約方法・おすすめ理由

今回利用したのは、名鉄観光バスの「名古屋駅発飛騨高山&(世界遺産)白川郷散策」ツアー(税込8,000円)です。

白川郷へは鉄道が通ってなくバスか車でしか行く手段がないです。

私は免許を持っているものの長く運転しておらず、冬の豪雪地帯に運転して行くことは最初から選択肢にありませんでした。

ツアーの選び方の決め手

インターネットでいろいろな日帰りバスツアーを比較しましたが、総合的に名鉄観光バスのプランがシンプルで一番よかったです。

他のバスツアーには次のような自分には合わないところがありました。

  • パッケージされている昼食が自分の好みではない
  • 他の観光地もプランに入っていて)現地での滞在時間短い
  • 料金が高い

旅のスケジュール

当日のスケジュールは次のような割り振りでした。

8:00 名鉄バスセンター(JR・名鉄・地下鉄名古屋駅から徒歩)出発

ナナチャン人形と名鉄バスセンター案内
名鉄バスセンター入口はナナチャン人形が目印です。お正月なのでナナチャンが獅子舞になっています。(撮影:めい)

11:00 高山古い町並み(フリータイム)

15:00 白川郷(散策)

17:00 白川郷バスターミナル出発

19:40 名鉄バスセンター着

めい

外国から参加された方も多く添乗したガイドさんは日英の2か国語で案内していました。

名鉄バス車両情報|テーブルはあるがトイレはなし

私が乗車した名鉄バスは観光バスタイプで座席と座席の間はゆったりしていました。

めい

高速バスのような座席がつまった感じはありません。

そして、各座席にはテーブルがついていました。

よく特急電車や新幹線についているようなタイプの前の座席の背面からパタンとたおすタイプでした。

トイレはありませんでした。

バス運行会社名鉄観光
ツアー名【名古屋駅発】*日帰り*『飛騨高山&[世界遺産]白川郷散策』
料金8,000円(税込)
座席数2列×2列 40席
コメント・各座席にテーブルあり(食事しやすい)
・トイレなし

白川郷ライトアップツアーは早期完売との情報あり

白川郷といえばライトアップされた夜の雪景色が有名ですが、温暖化による雪不足の影響で例年6回だった開催回数が2025年から4回に減りました。

ガイドさんによると、インバウンド需要の高まりもあり白川郷ライトアップツアーは早期完売してしまうそうです。

例年秋頃に発売されるそうなので、販売されたら早めに予約した方がよさそうです。

飛騨牛ロースまぶしの魅力|飛騨高山でランチ・利き酒・散策

高山には11時少し前に到着しました。

現地では飛騨牛専門店での飛騨牛ランチや古い街並の散策、利き酒などを楽しみました。

飛騨牛専門店・匠家安川店での「飛騨牛ロースまぶし」贅沢ランチ

高山に着いてまず最初に飛騨牛専門店・匠家安川店にてランチにしました。

私が選んだのは、このお店の看板メニューの「飛騨牛まぶし」の中でもちょっと贅沢な「飛騨牛ロースまぶし」です。税込4,500円でした。

名古屋名物・鰻(うなぎ)のひつまぶしのように、まずはそのまま、2杯目は薬味をかけて、最後はお出汁をかけて飛騨牛を味わえる逸品です。

私はお出汁をかけて食べた後に、ちょっとだけ「そのまま」食べて食べ終わりました。

めい

お正月だったこともあり奮発しました!

飛騨牛ロースまぶし
ひつまぶしのように食べ方を変えて味わえる飛騨牛ロースまぶし。見るからに豪華です。(出典:肉の匠家公式サイト
店舗名匠家安川店
住所・電話
(予約・お問い合わせ)
〒506-0842 岐阜県高山市下二之町2番地
TEL:0577-36-2989 FAX:0577-36-3606
利用時間11:00〜11:30
値段(税込)飛騨牛ロースまぶし:4,500円
営業時間11:00〜15:00
17:00〜21:00
定休日:水曜日
コメント・安心の飛騨牛専門店です
・人気店なので予約をおすすめします
・開店時間の少し前に入れてもらえました
・飲食だけでなく飛騨牛の販売もしています

私はたまたま開店時間の少し前に到着して運良く入れてもらえたのですが、開店とほぼ同時に大勢のお客さんが来店されてすぐに満席になっていました。

AutoReserveでは匠家安川店をインターネットから予約できます。海外からの利用もできるので、ぜひご旅行前のご予約をおすすめします。

\ 旅行前の予約がおすすめ /

※食べログやホットペッパーではネット予約対象になっていませんでした。

古い町並みを散策しながら地酒の蔵元で「利き酒」も

高山観光ガイドマップ
デジタル版飛騨高山ぶらり散策マップ(2025年3月発行)(抜粋)(出典:飛騨高山旅ガイド公式サイト

昼食後は高山の古い町並みの中心となる上三之町から中橋まで行き、上記散策マップの真ん中上辺りに位置する飛騨高山まちの博物館で郷土資料の展示をゆっくり見ました。

散策マップ右下辺りの原田酒造場で利き酒ができるのを発見し、試してきました。ここでは450円で”おちょこ”を購入し10種類以上の地酒を試飲できました。

めい

おちょこ持ち帰り用のジップロックももらえます。

おちょこ
らっこのメイちゃんのメモ帳の横で文具入れとしての第二の人生を送るおちょこ(撮影:めい)
店舗名原田酒造場
住所・電話〒506-0846 岐阜県高山市上三之町10番地
TEL: 0577-32-0120  FAX: 0577-34-6001
利用時間11:40~12:00
値段(税込)利き酒:450円(おちょこ持ち帰り可能)
営業時間8:30〜18:00
8:30〜17:00(12〜3月)
年中無休
コメント・450円で10種類以上を1杯ずつ試飲できる
・飛騨の地酒「山車(さんしゃ)」の蔵元
・大吟醸ソフトクリームや地酒のチーズケーキなどスイーツもあり

散策マップ右下にある中橋は、赤色の欄干が山間部の風景に映える高山を代表する橋です。

中橋を見終わったぐらいから雪がちらついてきたので博物館の展示をゆっくり見学しました。

博物館では、高山が戦国時代に築城された高山城の城下町として栄えた歴史ある町だということがよくわかります。

中橋
高山を代表する中橋。TV中継などでよくこの中橋の風景が放映されます。(撮影:めい)

白川郷で雪景色と合掌造りを満喫|外せない観光スポット2選

白川郷観光マップ
白川郷観光マップ(抜粋)。観光バスは左上のせせらぎ公園駐車場に停まります。(出典:(一社)白川郷観光協会公式サイト

この時期雪の中の白川郷目当ての観光客がおしよせるようで、白川郷に向かう道路は渋滞するそうです。

私たちのバスは渋滞を避けて庄川沿いを走る国道156号から白川郷へ向かいました。

大混雑の白川郷
大混雑の白川郷メインストリート。外国人の姿も多いです。(撮影:めい)

展望台に行ったら大雪でした

白川郷に到着してしばらくすると雪が降り始めました。

でも、やはり展望台から白川郷集落を見てみたいという思いが強かったので行ってみました。

展望台から白川郷を望む
大雪の中、展望台から撮った集落。きれいに集落を撮るには雪がやんでいる時がいいと思います。(撮影:めい)

あと5分展望台に着くのが早ければ、大雪が降る前にきれいな雪景色の集落の写真が撮れたのにと悔やまれます。

ちなみに展望台を往復するシャトルバスは増便されていたものの、乗車のための行列に往復ともに10〜15分くらい並びました。

展望台に行って戻るのに1時間くらいかかったので、展望台に行く際は時間に余裕を持って観光する必要があります。

めい

シャトルバス料金(大人300円)は現金のみです。現金のご準備を。

最大規模の合掌造りの家「和田家」を見学

和田家
国指定重要文化財になっている和田家。家の中の一部を見学できます。(400円)(撮影:めい)

集落のいくつかの家は中を見学できます。

私は萩町合掌造り集落で最大規模を誇る和田家を見学しました。合掌造りの内側から構造が見られますし、様々な古い道具の展示もあります。

めい

階段が急なので十分にご注意を。

和田家の見学は人気スポットですが、チケット購入で少し並んだくらいで家の中は広く混雑ということもなく、自分のペースで見学できました。

所要時間20分くらいです。

冬の白川郷は時間配分に余裕を持って楽しい観光を!

白川郷は実際に住民が生活していらっしゃる集落です。そのため駐車場の営業時間は17時で終了しますのでこの時間に間に合うように見学を済ませる必要があります。

ガイドさんから事前に駐車場近くのトイレは大混雑するのでこのトイレは使わない方がよいと説明を受けていたので、私はここのトイレは使いませんでした。

めい

であい橋(マップの左上)を通るだけで片道10分ぐらいかかりました。

冬の白川郷は時間配分に余裕を持って観光を楽しまれてください。

寒さ対策に役立った服装、NGな服装

今回、冬の豪雪地帯に行くため近くの登山専門店で冬山用の防寒対策を聞いて必要なグッズを揃えました。

私も最初は「どこまで本気の防寒が必要?」と悩みましたが、
登山ショップでアドバイスをもらって正解でした!
これだけ揃えておけば快適に歩けますよ。

専門店でのアドバイスを元に取り入れたアイテムは下記のとおりです。

なお、サングラスも勧められましたが、白川郷での滞在時間が2時間程度と短かったので取り入れませんでした。

実際に着用した服装
  • 防寒用トレッキングパンツ
  • 防寒・暴風用の手袋
  • ゴアテックスのレインコート
  • 暖かい靴下
  • 防水ブーツ
  • 温かいインナーとタイツ
  • 撥水素材のリュック
  • フリース素材のハイネックシャツ
  • ダウンベスト
  • ネックウォーマー
  • つば付きの帽子
  • 耳あて(イヤーマフ)
  • 折りたたみ傘

逆に避けるように言われた服装は次のとおりです。

知らなければ着ていってしまいそうですね。

NGな服装
  • セーター
  • ダウンのコート

セーターやダウンのコートがNGなのは冬に日常的に着るので以外でした。

濡れに弱く、ストレッチ性や耐久性に弱いので動きにくいため冬山には向かないようです。

実際に着用した服装|トレッキングパンツ・手袋・レインコートなど

実際に着用した服装をご紹介しますので参考にしていただければと思います。

以前から持っていて現在販売終了しているものは近いものをご紹介します。

まずは、防寒用トレッキングパンツです。

マーモットのトレッキングパンツは撥水機能が優秀で、ストレッチ性があり動きやすいです。裏起毛で暖かいので、冬のアウトドアや都市部でも雪の日などに重宝しています。

防寒・暴風用手袋はこちらです。

暖かく撥水機能もあり高機能でしかも安いです。タッチパネル対応ですし、普段使いも可能なシンプルなデザインです。

Lサイズでちょうどよかったです。

次は、ゴアテックスのレインコートです。

10年ほど前、屋久島に行った際に購入したLOWE ALPINEのものを着用しました。大雪でしたが雪がほとんど付着せず快適でした。

現在、LOWEALPINEのレインコートは販売していないので同じような色や形のノース・フェイスのレインコートをご紹介します。

ゴアテックスは高機能でオールシーズン着られるのですが高価なので、あまり着用の機会がない方はもっと安価なものの方がいいと思います。

めい

この形で色はニュートープに似た感じです。

次は暖かい靴下です。

実は、私は冬場にスキーやトレッキング用の靴下を日常的に着用しています。

市販のあったか靴下より暖かくて丈夫です。

その中でもこのR-BAOのウィンタースポーツ用靴下は色違いで持っています。白川郷へもこれを履いていきました。

次は防水ブーツです。

全く同じものがなかったので、ムーンスターイブシリーズの同じようなものをご紹介します。

ムーンスターイブの冬用ブーツもリピート買いしているアイテムです。

上部のボアがかわいく履きごこちが良くて暖かい優秀ですよ。

撥水素材のリュックはこちらのピンクのナップザックを購入しました。

バス旅だったので不要な荷物は車内に置いて、必要なものだけこのナップザックに入れて持ち運びました。

このナップザックはその後も旅行に行くときに着替えなどを入れるバッグとして大活躍しています。

ちなみに、肩ひもがロープのナップザックは歩く途中でひもがゆるむので私はおすすめしないです。

次のものはユニクロなど手持ちのグッズを使いました。

  • フリース素材のハイネックシャツ
  • ダウンベスト
  • ネックウォーマー
  • つば付きの帽子
  • 耳あて(イヤーマフ
  • 折りたたみ傘
めい

雪山用のグッズを揃えて快適な旅を!

まとめ|ひとりでも心から満たされる冬の雪景色旅

この記事では、名古屋駅発の飛騨高山・白川郷日帰りバスツアーにひとりで参加した旅行記を書いてきました。

飛騨牛ランチや美しい景色を楽しんでいただけたでしょうか?

冬山コーディネートも登山専門店のアドバイスに基づく本格的な雪山仕様です。

「バスツアーにひとりで参加して浮かない?」と思われるかもしれませんが、すべて自由行動のプランなので全く平気でした。

ぜひ冬の飛騨高山・白川郷を楽しんでくださいね。

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この記事を書いた人

東京在住のめい(5月生まれ・氷河期世代)です。
40代でセミリタイア後、博士号を持つ研究員として研究活動をしつつ、ソロでも仲間とも、気ままに大人女子の「楽しいこと」や「癒やされること」を研究中。
このブログでは、癒される旅、暮らしに役立つアイテムや、ちょっと笑える失敗談まで──
“自分を楽しむ”"癒やされる"をテーマに、あれこれ発信していきます。

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